新NISAってなに?
NISAとは
イギリスの「ISA」の日本版で「NISA」なんだ。
通常、株式や投資信託などの金融商品に投資をし、売却して得た利益は約20%の税金がかかります。
例えば、80万円で購入して100万円で売却した場合、20万円が利益になります。一般口座や特定口座で運用していた場合は、この利益20万円の約20%である4万円が課税されます。
NISAで運用した場合は、利益の20万円には課税されない制度です。
損失が出た場合は、「損益通算」や「繰越控除」のように、確定申告を行えば税金を少なくする方法はありませんのでNISAでの資産運用は、損失を出さない投資をしなくてはなりません。
だから、長期コツコツ積立、分散投資、の
インデックスファンドなのね…
2023年までのNISA
2023年までのNISAは、18歳以上が利用できる一般NISA・つみたてNISA、未成年が利用できるジュニアNISAの3種類(併用不可)があります。
1.一般NISAは、株式・投資信託等を年間120万円まで購入でき、最大5年間(600万円分)非課税で保有できる。
2.つみたてNISAは、一定の投資信託を年間40万円まで購入でき、最大20年間(800万円分)非課税で保有できる。
3.ジュニアNISAは、株式・投資信託等を年間80万円まで購入でき、最大5年間(400万円分)非課税で保有できる。
※2020年度制度改正において、ジュニアNISAについては、新規の口座開設が2023年までとされ、2024年以降は新規購入ができなくなります。
2023年までのNISA
引用:金融庁「NISAとは?」
2024年からの新NISA
2024年からの新NISAは、18歳以上のみの利用で、つみたて投資枠と成長投資枠の2種類(併用可能)になります。
1.つみたて投資枠は年間120万円まで購入できる。
2.成長投資枠は年間240万円まで購入できる。
年間投資枠が拡大され合計最大年間360万円まで投資が可能となりました。
その他以下の内容が変更されます。
- 非課税保有期間の無期限化
- 口座開設期間の恒久化
- 非課税保有限度額は、全体で1,800万円。(成長投資枠は、1,200万円。また、枠の再利用が可能。)
2024年からの新NISA
引用:金融庁「NISAとは?」
2023年までに投資した分は、例えば、つみたてNISAの場合は、非課税期間(投資してから20年)が保証されます。2018年からスタートしていたら、「つみたてNISA:240万円 (40万✖️6年間分)+ 新NISA:1,800万円」となり、トータル投資枠で2,000万円分以上の優遇が受けられることになります。
「早く始めた方がいいよ。」という理由がこれね!
現行のNISA(一般・つみたて)を利用している場合は、新制度開始時に新しいNISA口座(つみたて投資枠及び成長投資枠)が自動的に設定されます。
新NISAで買える商品
つみたて投資枠の投資対象商品
・投資信託
投資信託には、世界の株式に分散投資ができる株式型、安定的な利回りが期待できる債券型、金や原油などに投資ができるコモディティ型などがあります。
投資対象商品は、現行のつみたてNISAと同一になります。販売手数料ゼロや信託報酬が0.2%以下、信託契約期間が無期限など、金融庁が規定している要件を満たした商品に限定されています。
投資信託のインデックスファンドを購入しよう!
おすすめのインデックスファンド
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
・eMAXIS Slim全世界株式
成長投資枠の投資対象商品
・投資信託:つみたて投資枠と同一
・国内株式:国内ETF、REIT、ETN、単元未満株
・外国株式:米国、中国、韓国、ロシア、ベトナム、インドネシア、シンガポール、タイ、マレーシアなどの企業が発行する株式、海外ETF
成長投資枠の投資対象商品は、現行の一般NISAとほぼ同一で上場株式や投資信託等となっています。日本株式や外国株式、ETF(上場投信)やREIT(上場不動産投信)などに投資可能で、つみたて投資枠の投資対象商品よりも幅広く商品選定をすることができます。
さっそく、証券口座を開設しよう!
投資初心者におすすめ!同時に「住信SBIネット銀行」を開設するとお金の入出金がラクチン。
楽天経済圏の方は楽天証券がおすすめ!同時に「楽天銀行」を開設するとお金の入出金がラクチン。
これから投資を始める初心者であれば、どちらか1つの証券口座を開設すれば良いしょう。
まとめ
2024年から新NISAが始まります。
新NISAの1,800万円という枠を使い切る必要はありませんし、実際、使い切れない人も多いはずです。
自分のペースで着実に資産を増やしていきましょう。
初心者は、つみたて投資枠で優良なインデックスファンドを購入し長期コツコツ積立の分散投資で損益を出さないよう運用することが重要です。
15年以上に投資を続けた場合、損をする可能性はかなり低くなるという過去のデータがあります。
NISAを使いこなせる人は、老後の心配はないとも言えるでしょう。
お金の知識を増やして、お金の不安をなくして楽しく生きていきましょう。
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