投資を始めてみたいけれど…
何から始めていいのかわからない…
…という人もたくさんいるのではないでしょうか。
投資の手続きは、意外と簡単にスタートできるようになっています。
「投資初心者で、何から始めていいのかわからない」という方に向けて、投資を始めるために必要な準備や、知っておくと役立つ基礎知識を初心者向けに解説します。
「投資」とは利益を見込んで「株式」や「投資信託」などを自己資金で購入をすること。
投資することで求められる収益には、大きく分けて「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」の2種類があります。どちらの収益を求めるかに応じて投資の手法が変わるので、それぞれの違いを知っておこう。
インカムゲイン
資産を「保有」することで得られる収益がインカムゲインです。例えば、投資信託なら分配金、株式では配当金、債券なら利子のこと。
キャピタルゲイン
価値が変動する資産の「売買」で得られる収益がキャピタルゲインです。投資信託や株式、不動産、仮想通貨などの売買で得られる収益がのこと。
生活防衛資金を貯めよう
生活防衛資金は、会社が倒産したり、リストラされたり、病気やケガで働けなくなったりと、人生は、いつ、何が起きるかわかりません。万が一のトラブルに備えて貯めておき、いざというときの生活費に使うお金です。月の生活費を把握して、固定費などを見直してみよう。まずは、生活防衛資金を貯めてから投資は余剰資金で始めよう。
いくら貯めておけばいいのかしら?
職業や家族構成によるかなぁ。
生活防衛資金の目安
会社員の場合、リストラにあったら失業保険が受け取れたり、病気やケガは、傷病手当が受け取れるので、収入が急に途絶えてしまうことはないが、自営業の方は公的な保証が手薄いので会社員より多めに設定する。
職業や家族構成によって必要な金額が異なるので、自分に合った目安を設定すること。
- 会社員で独身の場合:1ヶ月の生活費 ✖️ 6ヶ月分
- 自営業で独身場合: 1ヶ月の生活費 ✖️ 1~2年分
- 子育て世帯の場合: 1ヶ月の生活費 ✖️ 1~3年分
月の生活費がいくらかかっているのか、
家計簿をつけようかな…
収入と支出を把握することは、
節約にもつながるのでとても大事だよ。
何より生活防衛資金があると、
精神的に安心できる…フゥ〜
投資の目的を決めよう
投資の手法を決めるためには、投資の目的を明確にすることが大切です。
例えば、現在35歳だとします。「老後生活に向けて資産を作りたい」という目的を軸に、「65歳までに2000万円準備したい」などの具体的な目標を決めたら、投資の手法が見えてきます。
この場合、65歳になるまで30年間という期間があります。ということは、そう「複利の力」でお金を増やす「インデックス投資」が適しているでしょう。
といった具合に、投資の手法が決まるのです。
あっ!インデックス投資はこの間、
勉強したわ…
証券口座を開設しよう
CHISHIKIくんがいつも教えてくれている、
買付手数料が無料のSBI証券と楽天証券ね。
1つの証券口座を持っていれば、株式・債券・投資信託等、どの商品にも投資をすることができます。
パソコンやスマホから申し込みができます。本人確認書類の提出にマイナンバーカードがあるとスムーズにできます。口座開設に必要な手順は以下の3つです。
口座開設の3ステップ
- STEP1 口座開設申し込み
- STEP2 本人確認書類の提出
- STEP3 初期設定
さっそく、証券口座を開設しよう!
投資初心者におすすめ!同時に「住信SBIネット銀行」を開設するとお金の入出金がラクチン。
楽天経済圏の方は楽天証券がおすすめ!同時に「楽天銀行」を開設するとお金の入出金がラクチン。
これから投資を始める初心者であれば、どちらか1つの証券口座を開設すれば良いしょう。
口座の種類は「特定口座(源泉徴収あり)」を選び、NISAの選択は「つみたてNISAを申し込む」を選択しよう。もし、他の証券口座でつみたてNISAを始めている場合は、「今は非課税投資枠を申し込まない」を選択しましょう。
投資にある程度、慣れてきたら両方の証券口座の開設をおすすめします。
なぜなら、複数の証券口座を持つことでリスク分散になったり、投資手法によって証券口座を使い分けたりできるからです。
非課税枠とは
投資で得た利益は給与所得と同じように税金がかかります。
NISAやiDeCoは制限こそありますが、税金を非課税にしてくれる制度なのです。
例えば、80万円で購入して100万円で売却した場合、20万円が利益になります。一般口座や特定口座で運用していた場合は、この利益20万円の約20%である4万円が課税されます。
NISAやiDeCoで運用した場合、利益の20万円は課税されません。
つみたてNISAとかiDeCoとかは
聞いたことあるわ!
2024年から新しいNISAが始まるよ。
※2024年以降、つみたてNISAの年間投資枠は40万円から120万円と改正され、非課税保有期間はこれまで20年間という期限付きが無期限化されます。
詳しくは新しいNISA(金融庁ホームページ)をご覧ください。
投資信託の利回りの相場を知ろう
相場を知ることで、自分で投資対象の商品が選定できるようになり、投資詐欺に遭う確率を大幅に軽減できます。初心者が投資を成功させるには、投資詐欺に遭わないことが大切です。
利回り=投資によって得られる総合収益率
過去の20年の全世界と先進国株式指数の推移は、全世界株式の場合は約6.4%、先進国株式の場合は約6.7%となっています。このことから利回りの相場は年5〜7%と考えておけば良いでしょう。
一般的に、利回りに対するリスクの考え方は以下のようになります。
【利回りのリスク一例】
・3%以下: リスクが低めの安定した運用
・3%~5%: 平均的なリスクの標準運用
・5%~8%: リスクが高めの積極的な運用
投資にはリスクが伴うことを忘れないように…
投資の主な種類
投資には様々な種類があります。投資初心者に知ってほしいのは以下の5つです。
投資信託
投資信託はアクティブファンドとインデックスファンドの2種類に分類することができます。インデックスファンドは、日経平均株価やTOPIXといった株価指数に連動するように設計された投資信託です。アクティブファンドは、株価指数を上回る、または指数に捉われずにリターンの獲得を目指す投資信託がアクティブファンドです。
投資信託(ファンド)とは投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が運用して、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みのことです。投資初心者にはインデックスファンドをおすすめします。
預金
預金も投資なのです。リスクに不安がある方でも始めやすい方法が「預金」です。預けたお金の利息が利益となりる仕組みです。とはいえ、リスクは低いものの、他の投資方法に比べるとリターンが非常に低いという特徴があります。預金には「普通預金」「定期預金」「貯蓄預金」「積立定期預金」「外貨預金」のような種類があります。
すぐに使うことができ、流動性の高いお金、例えば、生活防衛資金などはこの方法が適切と言えるでしょう。
株式投資
企業が資金調達のために発行する「証券」のことです。
株式を購入し、株価が上昇したときに売却するのが「株式投資」の仕組みです。売買の差額利益だけでなく、株式を売らずに保有することで配当金や株主優待などのインカムゲインも期待できます。
値動きが激しいため(ハイリスク・ハイリターン)、株価が値下がりして損失が出る「価格変動リスク」や外国の株式を購入する場合には「為替リスク」などがあるので注意しよう。
債券
債券とは、国や地方公共団体、企業が資金調達のために発行する「有価証券」のことです。
「借入証書」のようなもので、利子や返済する期間(償還日)、返済する金額(償還金額)などが決められています。
国債を購入すると、定期的に利子が支払われ、原則、満期(償還日)になれば元本が返却される仕組みです。日本が発行する日本国債のほか、各国政府が発行している外国債券もあります。
金(コモディティ)
金は、世界共通の価値で扱われている投資資産です。金の取引は米ドルで行われるため、日本国内での金価格は米ドルの為替リスクがあります。一般的には安全資産と呼ばれているが、不況時に値上がりする傾向にあり、実際は、値動きが激しいハイリスクな資産です。
なお、金は利息や配当は出ないのですが、歴史上、金は無価値になったことはありません。
投資の種類はいろいろあるのね…
手を出してはいけない投資もあるので、おいおい勉強していこう!
自分の資産を守れるのは自分だけだから、
いろいろな知識を身につけよう。
まとめ
まずは、生活防衛資金を貯めることから始めよう。次は、投資の目的を明確し、自分に合った手法を選ぼう。
・投資は余剰資金で行い、少額からスタートすること。
・配当金を得たい方は、以下の記事を参考にしてください。
お金の知識を増やして、お金の不安をなくして楽しく生きていきましょう。
|
|
コメント